特定技能 建設業の受入れ企業が知っておくべきこと

建設業

今日は大雪の中、近所の工務店の社長が事務所にお茶を飲みに来ました。雪で現場仕事が中止になったとのことです。

この雪じゃ今日は仕事にならないから、先生とお茶でも飲みながらちょっと話を聞いてもらおうと思って・・・

コロナが収まってきて、また現場の数も増えてきたんだけど、とにかく人手不足で困ってるんだ

先生
先生

外国人の雇用も考えてみませんか?

2019年から新しくできた就労ビザ「特定技能」についてちょっと説明しますね

建設業における特定技能外国人の受入れについて

はじめに

建設業界での特定技能外国人労働者の受け入れは、業界の人手不足を解消するための有効な手段です。国際化が進む中で、外国人労働者の活躍は今後さらに重要になるでしょう。適切な手続きと理解をもって、受け入れの準備を進めましょう。

受け入れ企業の要件

受け入れ企業は以下の要件を満たす必要があります。

  1. 労務管理体制の整備
  2. 適切な労働条件の提供
  3. 日本語教育や生活支援の体制の確立

JACとの連携

建設企業が特定技能外国人を受入れるためには、特定技能外国人受入事業実施法人である『(一社)建設技能人材機構(JAC)』の正会員団体のいずれかに加入、または賛助会員として加入している必要があります。JACでは、建設業で特定技能労働者を受け入れる際に、適切な手続きと管理を行うための支援を受けることができます。加盟には費用が発生しますが、これにより企業は法令遵守、必要な情報の提供、労働者の適正な受け入れに関するサポートを受けることができます。

登録支援機関の役割

特定技能外国人労働者の受け入れには、登録支援機関と連携することが求められます。登録支援機関は以下の支援を行います。

  • 生活面での支援: 住居の手配、生活情報の提供、緊急時の支援など。
  • 行政手続きの支援: 在留資格の申請や更新などの手続きの支援。
  • 言語・文化面での支援: 日本語教育の提供や文化的な適応をサポート。

受け入れ手順の概要

  1. 準備: JACへの加盟と登録支援機関との契約を行います。
  2. 募集: 加盟団体や登録支援機関と協力し、募集要項を作成します。
  3. 選定: 応募者の中から適切な労働者を選定します。
  4. 在留資格申請: 登録支援機関の支援を得ながら特定技能ビザの申請を行います。
  5. 受け入れ: 労働者の到着後はオリエンテーションを実施し、生活支援を行います。

まとめ

外国人特定技能労働者の受け入れは、適切な管理と継続的なサポートが必要です。JACへの加盟及び登録支援機関との連携により、法令遵守、人権尊重、そして労働者の成功と満足に繋がる支援を提供できます。これらのステップを慎重に踏むことで、建設業界の発展と外国人労働者の安定した受け入れが実現します。
読みやすいように簡単にまとめましたが、ここでは書き切れないことがたくさんありますので、気になる社長様・親方様はお気軽にご相談ください。また、JACの説明も別の回で詳しく行います。

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